2009年 5月28日 広島(広島城、宮島)、江田島、呉 2日目−2

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GWの旅行から帰ってきてひと月もたたない頃、そして前回の広島からおよそひと月、またしても(以下略)
その期間の天気予報を調べてみると、早くも入梅かと思わせる雨の予報の連続、
所用を済ませて、そのまま帰ってきてしまうか、それとも... と一応ホテルの予約を済ませました。
目的地を物色していたところ、宇品港と宮島、小用港(江田島)を経て呉港のフェリーと高速船2日間乗り放題、
という周遊券があり、これをメインに組み込んで、計画を立てました。

蓋を開けてみると、明らかに雨が降る予報にも拘らず、何故か広島周辺だけは晴れ、
しかも、夏のように蒸し暑い...

結局雨に降られたのは、あの時だけです(謎)

横須賀の軍港巡りといい、この旅行の写真といい、何か軍事色が強いですが、軍事関係に特別興味があるわけではありません。
車を運転しないので、基本移動が電車、観光地で駅があるのは城下町や港町が多い、とまあ、その他諸々の理由で、
電車、船舶、お城の写真が多いのです。

実は、この夕陽なら海かなと考えたのですが、広島港まで約40分ほど掛かるため、少し難しいなと思い、広島城は、
中には入れるならともかく、概観だけだと周りがマンションなのと方角的に夕陽は臨めない。
それなら川沿いが広くていいかなと取り合えず広電に乗っていると、原爆ドーム電停辺りで陽が沈みそうだったので、
降りることにしました。

まっすぐ伸びた道の遙か遠く沈んでいく夕陽が、走り去っていく市電を照らす、そんな風景です。
原爆ドームで下車し、原爆ドームの方へ歩いていくと、テレビカメラ(アマチュアのビデオカメラ)かな、
とにかく大仰な機材を使用して夕陽をバックに撮影している一団が居て、その他にも一眼を抱えたおじいさん、
Yシャツにネクタイを締めた会社帰りのサラリーマン風な...自分(笑)とまあ、そんな顔ぶれがそこにはありました。

陽が傾くにつれて、太陽の沈む方角には雲が沸き始め、次第に太陽を覆うようになり、
最初は、時折雲間から顔を覗かせていましたが、やがて完全に雲の裏に隠れてしまいました。
その瞬間(若干デフォルメ)、途切れた雲の隙間から、一筋の光が放たれ始めました。
俗にこの現象を「神キタコレ」といい、これが海や湖などにまっすぐ降り注ぐ現象を特別に「シシガミ様キタコレ」といいます。

幻想的な雰囲気に包まれた原爆ドームを眺めながらの一時を過ごしていると、次第に陽も暮れ、
辺りは暗くなり、原爆ドームにライトが照らされるようになりました。
橋を渡り原爆ドームの対岸に移動し、川面に映る街の明かりと原爆ドームや市電を撮影しながら、
グルッと回って原爆ドームの電停まで戻りました。

市電で八丁堀、八丁堀で白島線に乗り換えて縮景園前、縮景園前から歩いて広島城公園へと移動、
ライトアップされた広島城を見に行きました。

さて、昼間も気になっていたのですが、敢えてスルーしていた「みたま祭、巫女おどり」と書かれた幟。
そして、広島城公園の入口に吊るしてある提灯と広島城へ向かう途中に見えた大量の提灯。
夜になり、それらの提灯に明かりが灯され夜になり、それらの提灯に明かりが灯されるようになり、護国神社周辺はある種異様な雰囲気に包まれていました。

一体これは何を表しているのか、この提灯はいつも掲げてあり毎夜明かりが灯されるものなのか、
たまたまその時期だからなのか、ひとまず携帯電話を取り出し、それらしきものを検索してみると、
今年のみたま祭りの実施時期が明日と明後日、明日になればすべて解決するだろうと護国神社を後にしました。

いや、怖いんだってマジで...

帰りは護国神社を経由して大手門から出つつ、写真を撮りながら紙屋町の電停まで歩き、
そういえばお好み村この辺だよなと、辺りをウロウロしながらなんとかそれを見つけて、夕食にありつき、
八丁堀まで歩いて広電に乗ろうとすると、

あれ普通に隣じゃねと歩いていくと、すぐに銀山町電停、とホテルに到着しました。