2007秋 長瀞(岩畳、ライン下り、宝登山) 前編

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前編

自宅 − (自転車) − JR高崎駅 − (八高線高麗川行き) − JR寄居駅/秩父鉄道寄居駅 − (秩父鉄道三峰口行き) − 長瀞駅 〜
岩畳 〜 ライン下り − (舟) − ライン下り終点 − (ライン下り送迎バス) − 秩父鉄道長瀞駅 〜 岩畳散策 〜 昼食 〜


後編

宝登山ロープウェイ山麓駅 − (バンビ号) − 宝登山ロープウェイ山頂駅 〜 山頂周辺散策 〜 宝登山神社奥宮 〜
宝登山ロープウェイ山頂駅 − (モンキー号) − 宝登山ロープウェイ山麓駅 〜 岩畳 〜 お土産購入 〜 秩父鉄道長瀞駅 〜
ライトアップ会場 〜 秩父鉄道上長瀞駅 − (秩父鉄道羽生行き) − 秩父鉄道熊谷駅/JR熊谷駅 − (高崎線前橋行き) −
高崎駅 − (自転車) − 自宅





初めての八高線です。
高崎から寄居駅、寄居駅から秩父鉄道というコースと、高崎から熊谷駅、熊谷駅から秩父鉄道というコースがあります。
かかる時間は、寄居経由の方が早いですが、乗り継ぎが悪い時間もあり、熊谷経由と同じになる場合もあります。
料金的には、寄居経由の方が安いので、普通は寄居経由で行きます。
私の場合は、本庄駅までの定期券があるので、料金的には差がほとんどありません。







八高線は高崎から八王子までを結んでいますが、直通しているものはなく、高麗川で乗り換える必要があります。
今回は、その手前の寄居駅までですので、高麗川行きに乗れば、乗り換えはありませんが...

本庄駅までの定期券を持っているということは、高崎線と八高線の分岐点である倉賀野駅までは定期が使えます。
高崎駅から寄居駅までの場合、高崎からと倉賀野からでは料金が変わってくるので...
倉賀野駅から寄居駅まで乗るには、高崎駅のみどりの窓口で買う必要があるのですが、
ここで、文明の利器である Suica の出番となります。

八高線は、簡易 Suica 改札を含む Suica 対応路線なので、無人駅でも Suica で大丈夫なのです。
この時間の乗り換えは、2分接続で、しかも他会社線になるので一度改札を出る必要があります。
時間的に微妙でしたが、秩父鉄道線が少し遅れていたらしく、余裕で乗ることが出来ました。







   



長瀞駅に着くとホームが大混雑、ちょうどSLパレオエクスプレスが止まっていました。
長瀞行きを決めたのがギリギリで、とても乗車整理券をキープ出来る状況ではなかったので、
今回は乗ることが出来ませんでしたが...







SLは大きな汽笛の音を鳴らしながら、出発していきました。
確か熊谷に戻るのが15時くらいだったはずだから、また見に来ようと。







長瀞駅に到着したものの、さてどこから手を付けようかと、太陽の向きと残り時間を考えて、まずはライン下りを選択。
この日は長瀞の駅前に臨時券売場が設置され、ここではBコースの受付をやっていました。
長瀞のライン下りは3つのコースがあり、Aコースは上流まで送迎バスで向かい、
舟に乗り岩畳まで下りてくるコース、Bコースは岩畳から下流へ下り、送迎バスで駅まで戻ってくるコース。







Cコースは、AコースとBコースを通しで載るコースで、料金が微妙に安くなっています。
Cコースはいつもやっているわけではなく、今日のように混雑しているときは設定がないようです。
両方乗ってみようかとも思いましたが、Bコースが乗り場で30分程度待ちらしく、
それを考えるとチョット厳しいかなというわけで、今回はBコースを選択。







駅前の券売所で乗船券を買って、踏切を渡って岩畳へ移動しました。

岩田身を少し歩いてから、ライン下りの列に並ぼうと思いましたが、
列の長さが半端じゃなく、何となく団体が来そうな雰囲気だったので、
とりあえずライン下りの列に並ぶことにしました。

並んだところで、おおよそ30分待ち。







台風9号の爪痕がいまだに...







沿道の土産物屋さんや、露店で川魚の塩焼きが売られています。
ここは、ライン下りの待ち人が多いので、なかなかウマーな場所みたいです。











上流から下ったAコースの舟が客入れ替えをしてBコースとして下り、
下流に下った舟を上流までトラックで運ぶという一連の流れになっているので、
間隔が不定なことが多く、全く来ないと思ったら、一気に4台下ってきたりと...

結局40分くらい待ったところで、次に2台来る後の方に乗って下さいと言われ、
ようやく乗船することが出来ました。







川下りの舟には救命胴衣が常備されていますが、必着ではなく、心配な人だけ付けて下さいということでした。
ここ数日雨が降っていなかったので川の水位が低く、もし後数センチ水位が低ければ、
川下り自体が運休になっていたと船頭さんが言っていました。







岩場や川の流れが細くなっているところでは、流れが急になり、水飛沫も飛んできます。
また、水位が低いと、岩場では舟が岩とスレてギシギシ音がします。
もし、船底に穴が空いたり、水飛沫がかかるような場合は、船頭さんが対策を教えてくれますので聞いて下さい(笑)







台風9号の爪痕が各所にあり、乗り場の階段崩れを始めとして、
川の左右にある家が崖から迫り出すように建っているところで、
これは、台風で崖が崩れて住めなくなってしまった家ですという説明があったり、
崖の高いところを指して、最大であの高さまで水位が上がったという話もしていました。







台風9号で荒川は観測史上最高の水位を記録しています。



   







ここは岩ギリギリを通りますので、手や顔を出すと危ないですよと。











やがて、遠くの方にマイクロバスと舟を積んだトラックが見えてきて、いよいよ終点となります。
ひとえに川下りと言っても、いろいろな種類があり、山形のJR陸羽西線沿線草薙周辺の最上川ライン下りのように、
エンジンの着いた舟で上り下りするようなものや、ボートのようなものに乗って成り行き任せで下るもの、
京都の保津川下りのように、川の流れに乗り、船頭さんの操船で下るものなどがあります。



   



長瀞のライン下りは、京都の保津川下りと似たような性質ですが、それほど急流ではありません。
ただ、岩場での操船や、浅瀬などを熟知していないと座礁したりするのは変わりません。
川の流れで下る舟なので、下り終わるとトラックに乗せられて上流へと運ばれます。







エンジン付いていても、岩場とかで引っかかって上れないと思いますが...
最上川のライン下りで、周遊じゃなく下るだけの方は、状況によっては別料金で上流への回送舟に乗ることが出来ます。
水量が少なかったり、雨の後で流れが速くなっていたりすると、舟が上らないのでダメみたいです。







バスの車中から見えた景色が綺麗だったので、バスから降りて歩いてみました。
ここは、春になると桜並木になるようですが、もう落葉後となっていて、桜の木だけが淋しく並んでいました。











この辺りに川へ下る道があり、ここはカヌーの発着場のような感じになっています。
発着場と言っても、行って乗れるわけではないのでご注意を...







この場所からは、ライン下りの舟が見え、岩畳のように人がごった返していないので、静かで穴場といったところです。
しばらく、ここでノンビリしてから、小腹が空いたのでご飯を食べるために岩畳の周辺にある売店へと向かいました。















ここが、崩れた階段の上から見た写真です。
障害物がないので写真を撮る場所としては最適です(安全第一の看板は意図的に入れてます(笑))







お昼時なので空いていますが、この後団体が来て凄いことになります。







さて、先にご飯を食べようか、岩畳を歩いてから食べようか迷った末、
とりあえず岩畳を歩くことにしました。

えっと... この時点で岩畳はそんなに広くないと思っていたので、
この決定をしたのですが、歩いてみて、その広さにビックリしました。



   






   

川に沿って崖側を歩いていると、幾隻のもの川下りの舟とカヌーやゴムボートが通っていくのが見えました。
Aコースの方が面白そうだったな〜、次来たときはAコースに乗ってみようと思いながら歩きました。
切り立った崖の上に見える紅葉、奇岩、小さな滝などが所々にあり、


   







   











帰りは、岩畳の真ん中当たりを通って帰りました。
所々に大きな水たまりがあり、結構雨が降らないとこんな所に水は溜まらないよな〜
それとも湧いているのかな〜、もしかして台風で水を被ったときのがそのまま残っているのかななどと思いながら、岩畳の入り口へと歩きました。



   



2〜3回ほど、水溜まりに阻まれ、戻って違う道へということもありましたが、なんとか入り口へたどり着きました。
高低差があったりして、近づくまで水たまりが見えないことが多く、結構歩いたのに先へ進めずというパターンが...











岩畳を後にして、すぐ近くにある料理屋さんで鮎そばというのを食べました。
何のことはない、ざるそばに鮎の塩焼きが付いているだけですが...



   



岩畳に近い所にお店があるので、眺めも良いです。







そろそろ、宝登山へ向かわないとロープウェイの時間が厳しいので、宝登山へ向けて歩き始めました。
長瀞の駅を通り過ぎようとしたとき、何だか手前の踏切で待つ人の多さに気づき、
そのうち売店のおばさんが「そろそろSL通る時間だよ〜、待ち時間にいかがですか〜」と便乗商売を始めたので、
あー、復路のSLが通る時間かと、それじゃ〜と踏切にスタンバイ。



   



大型バスが狭い踏切をスーッと通り過ぎていくのに驚きながら待っていると、
やがて、遠くの方に煙が見え始め、SLが近づいてきました。
思ったよりスピード出しているな〜、コレ止まれんのかなんて心配しながら(笑)

人がいるのわかっていて、中に転落しそうなくらい線路側に乗り出してビデオ撮影しているおばちゃん。
そのおばちゃんを、何とかズームで排除して無事撮影完了...


Σ( ̄Д ̄;)  ナンか写ってる


踏切から駅構内に入っていく人がいましたが、この駅改札有るんだよ...