2006初秋 上田、長野、松代、小布施、小諸

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(2日目)
長野ホテル − (徒歩) − 長野電鉄長野駅 − (長野電鉄長野線) − 須坂駅 〜 ブラブラ 〜 須坂駅 − (長野電鉄屋代線) −
松代駅 − (徒歩) − 松代藩文武学校 − (徒歩) − 松代城趾 〜 真田十万石まつり 〜
蓮乗寺、大林寺、大英寺など 〜 真田十万石まつり 〜 松代城趾 − (徒歩) − 松代駅 − (長野電鉄屋代線) −
屋代駅 〜 (しなの鉄道〜JR篠ノ井線) − 長野駅 〜 ブラブラ 〜 長野駅 − (JR篠ノ井線) −
姨捨駅 − (徒歩) − 長楽寺 − (徒歩) − 姨捨駅 − (JR篠ノ井線) − 長野駅 − (徒歩) − 長野ホテル




さて、長野駅へ向かったつもりが、何故か姨捨駅にいます。

何故姨捨駅にいるかというと、まず、松代に遡ります...

真田十万石まつりが終わり、さて、どのルートを通って長野に戻ろうかと、ザッと見たところ、
川中島バスが16時29分と出発は一番早く、乗るだけで長野駅前まで行けて、
その次が16時38分の屋代回りの松代−屋代−篠ノ井−長野、で乗り換え1回、
もう一つが、須坂回りの松代−須坂−長野というルートで、いずれも信州北回廊パス対応。

須坂回りは行きのルートで乗ったし、川中島バス経由は、前回の長野旅行で使ったので、
まだ乗ったことのない屋代回りにすることにしました。

屋代駅までは長野電鉄、屋代駅からは、しなの鉄道で長野駅まで行きます。


屋代駅に到着したとき、しなの鉄道の長野駅行きの電車の出発時刻まで20分くらいあったので、
一度改札をでて待つことにしました。
この屋代駅で見つけた観光パンフレット「信州千曲市かわら版」

このパンフレットに戸倉駅から行ける長楽寺が、10月9日頃まで月見堂周辺のライトアップを実施中という情報が...


戸倉駅って何処だ!?


と調べていると、何と屋代駅の隣らしい。

ただ、戸倉駅からのルートを調べてみると、かなり遠い...
これは無理だ、諦めようと、もう一度よく見てみると、ライトアップは姨捨一帯。
姨捨って前に松本行くときに通ったよな〜

それに、信州北回廊パスの観光サンプルコースに姨捨一帯というのがあったような...
と、サンプルコースを見てみると、姨捨駅から長楽寺へのルートが書いてある。
のぉおおおおおお、姨捨駅から1時間で往復出来る、それも姨捨公園回りだから、
直接行けば、片道10分程度しかからないはずだ、これは行かねば。








と、気付いたときには、既に篠ノ井駅を通過し、長野駅へ向かっているところ、
姨捨は篠ノ井駅から松本方面なので、篠ノ井駅で乗り換えた方が早く行けたかもしれません。

ただ、篠ノ井駅で気付いて降りて、松本方面への普通電車に間に合っていたとしたら、
月が出る前に帰ってきてしまっていたかもしれません。
時間的に見られなかった夕暮れの棚田や、善光寺平を見ることが出来たかもしれませんが。

姨捨駅で降りると... はい、真っ暗です、人気がありません。


「ひとけ」だよ、「にんき」じゃないよ。







たまたま、乗ってきた電車が時間待ちで駅に長時間止まっていたため、善光寺平の夜景を見ようとホームは若干賑わっていました。
もちろん、ここから長楽寺に向かおうとしていたのは私だけ...







一応、コンクリート舗装はされていましたが、暗い道で、しかも幾つか道が分かれていたので、
ポケットに入っていたペンライトで道を確認しながら下りました。

人の家に行ってしまいそうな道もあり、悩みながら降りていくと、チョット開けた場所に。

この辺りで、ちょうど犬の散歩をしていたおじいさんに出会し、おじいさんに長楽寺への道を聞くと、
もうそこだよ、こっちこっちと案内する気満々だったので、ありがたく付いていくことにしました。

あれ、おじいさん、来た方向に戻っていくけどいいの?
まあ、犬の散歩なら別にいいのかもしれないけど...










ほろ酔い加減の陽気なおじいさんで、これが月見堂、これが姨捨岩、これが芭蕉句碑だよと、教えてくれるのでガイド要らずでした。

そして月見堂では、その名の通り月を見る...

おじいさん曰く、この時期は秋雨前線の影響で、あまり見えないのだとか。
この日も、快晴とは言えず、月の出る方向が明るくはなっていましたが、











雲がかかり、残念ながら見られないかと、ガッカリ...

していると、おじいさんが、今日は運がいいよ見られるね〜と、


本気(マジ)か!?


と思いながらおじいさんの四方山話を聞いていると、徐々に雲が薄くなり、
ちらちらと月が見えるようになってきました。

ここでおじいさんと別れ、周辺散策。







この建物は、せり出した舞台みたいになっていて、そこに上がると腰を下ろしながら月が見られます。、
脇には階段があり、その階段をウロチョロしまくると、階段に付けられた自動ライトが反応して、ピカッと光ります。







あまりやりすぎると、写真を撮ってる人に怒られるので、ササッと上り下り。

やっぱり月の写真は難しい、明るすぎると真っ白だし...







雲がかかって流れている状態の長時間露出はいい感じ。
そんなこんなで、月も上の方に昇ってくると、空は奇麗に晴れ渡り、ウサギの餅つきが(クサッ)







前日が満月だったのですが、雨天、曇り空で、やはり見えなかったようです。
見えない満月よりは、見える16日の月の方が良いわけで..







前日が満月だったのですが、雨天、曇り空で、やはり見えなかったようです。
見えない満月よりは、見える16日の月の方が良いわけで...









もう少し時間があれば、棚田とか見ながらマッタリ出来たのですが、19時39分に乗れないと、
次が21時09分で1時間半待ち...

夜はやっぱり寒いし、ライトアップも何時までかわからない、帰りの道も暗いので、
そんなに粘れないな〜と思い、10分くらい前に長楽寺を出発し猛ダッシュ。

無事駅にたどり着きましたが、ホームどっちだろう、着いた方の逆でいいのかな...

既に19時38分くらいだったので、間違えていると間に合わない可能性があるので、
ドキドキしながらホームへ上がると、柱に長野方面と書いてありました。
まー、線路渡れるから、電車が待っていてくれると思いますけどね。

間に合った〜と、ホッと一安心。


ここで踏切の音、間もなく一番線を電車が通過します。


えっ!?


一番線ってここスイッチバックだから、通過出来ないよ、ま・さ・か、幽霊列車か!?
とは思いませんでしたが...

そのうち遠くから、電車の光が見えてきて、ドンドン近寄ってくる、


キャーーーー!!!!!!!!


え、シツコイ!?

と、その電車はホームではなく、下の線路を通過していきました。

特急と一部の快速は姨捨駅を通過するので、スイッチバックしません。
あー、あの線路も1番線なんだね、全部1番線なのか...

と、幽霊列車... じゃなくて特急列車を見送り、電車を待っていると、
現在、長野行き普通電車は6分ほど遅れて運行しておりますというアナウンスが。

まあ、さっき特急が通過していったばかりだから、直ぐ来ることはないだろうと思いながら、
あーそういえば、長野駅で夕食用に買ったおやきがあったんだと、鞄から取り出し、
名月と善光寺平の夜景を眺めながら贅沢な一時。

通勤時の電車で6分遅れたらブチ切れますが、こういう状況の遅れは歓迎です。
まあ、電車が来ないと困りますけどね...









というわけで、電車が到着し、無事乗り込むと長野駅に向けて...
じゃないな、スイッチバックだからとりあえず松本駅に向けて出発しかけたところで、
今度は長野方面に向きを変えて、いざいざ出発!!

と思いきや、出発して直ぐに電車が停車、そしてバック、あららら、何処へ行くのこの電車、まさか(以下略)

この路線は単線部分があるからダイヤが乱れると駄目なんだよね〜
というわけで、姨捨駅までは戻りませんでしたが、途中の信号場まで戻り行き違い。
松本行きの特急が通過したところで、三度目の正直。
それなら姨捨駅で待っとけと小一時間説教したいのを抑えて、長野駅に到着、ホテルへと戻りました。







当初計画で、私が3日目に行こうとしていた飯山は、戸狩野沢温泉の手前なので、微妙なライン(笑)



今回は、夜の備えを全くしていなかったこと、まあ三脚ですね。
月見台の手すりがちょうど平らだったことが幸いし、月も奇麗に撮れましたが、
やはり、有るのとないのでは違いますね。

三脚が有れば3時間コースだったかもしれないです...