2006夏 長野(松代)、松本、安曇野(穂高)

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(3日目)
松本ホテル 〜 (徒歩) 〜 松本城 〜 (徒歩−バス) 〜 松本市内観光 − 松本ホテル(荷物ピックアップ) 〜 (徒歩) 〜 
松本駅 〜 (JR大糸線) 〜 穂高駅(レンタルサイクル、荷物預け) 〜 (自転車) 〜 早春賦歌碑 〜 (自転車) 〜
水色の時道祖神 〜 (自転車) 〜 大王わさび農場 〜 (自転車) 〜 穂高ホテル

松本市内観光
松本郵便局発祥の地、牛つなぎ石、四柱神社周辺、松本城、伊織霊水、源地の湧き水、全久院、深志神社、松本はかり資料館、瑞松寺など




穂高では自転車移動を予定しているので、この雨が引き継がれると大変なのですが...
松本駅からJR大糸線に乗り数駅を経て、穂高駅に到着しました。

また雨かな〜 と思っていたら、意外や意外、晴れてはいないものの、雨は降っていませんでした。

事前調査で、駅前にあるレンタルサイクル屋さんが、自転車を借りると荷物を預かってくれて、
宿泊するホテルを伝えると荷物を運んで置いてくれる。

1泊のレンタルも可能で、そのままホテルまで乗っていき、ホテルに止めて、
翌日、ホテルから自転車で出掛けられて、帰りはホテルに荷物を預けて置くと、
荷物を回収してくれて、自転車を返したときに荷物を受け取れる。

料金は普通のレンタルサイクル屋さんと同程度で、使った時間分だけ後払い。

今回は1日目から自転車を使いましたが、2日目から使いたい場合や、
穂高まで車で来たりする場合は、事前に連絡しておくと、
ホテルまで自転車を届けてくれて、使い終われば回収してくれるので、凄い便利です。

行った日は、朝からの雨で、お客さんも少ないと言っていました。
携帯の番号を書いて、荷物の届け先などを伝えて、サイクリングマップをもらい、いざ出発。







さて、ここで今回なぜ穂高に来たのかということですが、
黒澤明の「夢」という映画のロケ地、大王わさび農園があるからです。

ここには、最終話のロケセットの水車小屋が残されています。
それに加えて、便利なレンタルサイクル屋さんと、周囲にいくつかの見所があるので、車を使わない私にとって、とても最適な旅行先というわけです。
あいにくの空模様で、いくつか回ることが出来ませんでしたが...







まず、穂高駅からそれ程遠くない位置にある穂高神社、旅の安全祈願(今更かよ)です。
穂高には道祖神が沢山あり、普通の文字だけのものや、お地蔵さんみたいなものとは違って、
夫婦の描かれたものが多いです。
その道祖神に出迎えられて、穂高の旅のスタートです。















前日見た天気予報で、翌日も雨が確定的だったので、穂高の北部を巡るのは諦めています。
この翌日から降り続く雨、私が帰ってからとんでもないことに...
というか、このあと私が松本から長野へ向かうときにも影響を与えています。











さて、穂高神社を出発した時点で午後2時、
もらった地図は大王わさび農園から回り始めるルートでしたが、雨が降り出すと自転車での移動は大変なので、
早いうちに細々したところを回り、大王わさび農園に腰を落ち着けることにしました。

まず向かったのは、早春賦の碑です。







もらった地図と違うルートを走ったので、少し迷いました。
自転車用の地図だから、チョットした細い道でも太めに書いてあるのと、
細い道は、人の家に行ってしまう可能性があるので、慎重になってしまうことが、
失敗の原因だと分かっているのですが、わざわざ普通の地図を取り出すのも面倒なので...

まあ、自転車だから、少しくらい迷っても修正が効くのでいいのですが...
昨年の秋の京都奈良旅行で、奈良明日香村でも同じような失敗をしています。

橋の辺で行ったり来たりしながら、ようやくそれらしき道に...
川沿いを走って、しばらく行くと、目的地にたどり着きました。











サイクリングロードかと思ったら、車が通るみたいです。
やはり、わさびの産地だけあって、所々でわさびの畑を見かけます。











早春賦の歌碑











その次は「水色の時」の道祖神というものです。























再び自転車で走り始め、今日の最終目的地である大王わさび農園に到着です。
普通にわさびを育てている農場を観光用に公開しているもので、入場料は無料です。
宣伝にもなるし、訪れる観光客が多いから、売店などの売り上げもあるからいいのかな。







ちょっとそこまでコース、ちょっとのんびりコース、ゆっくり満喫コースという3つのモデルコースがあったので、
一番長い、ゆっくり満喫コースを歩くことにしました。
雨後のため、ぬかるんでいる所があり、チョット歩くのが大変でしたが...







大王わさび農園の入り口には、売店とお食事所などがあり、かなり賑わっていました。
中にはいると広大なわさび畑が広がっています。

傍らにはわさびの加工を行っている小屋があり、
「作業中なので中には入れません」と書かれていました。

予約が必要なのか、時間帯に依るのか、ちょっとわかりませんが、ここ見学や体験などが出来るようです。



























この先はわさび畑が続いているだけなので、ほとんどの人はここで引き返していきます。
予想以上に広く、途中で引き返そうかとも思いましたが、やがて端が見えてきたので、そのまま進みました。
やはり雨後の道は歩きづらいので、道のりも長く感じます。







道はわさび畑を一周しているので、先ほど通った道の向かい側を歩くことになります。
こちらは、わさび畑側が土手のようになっているので、あまり見えません。

涼風の小路となっているので、晴れの日に歩くと、涼しくていいのかもしれませんね。







歩いていると、やがて向かい側に渡る橋が見えてきました。
ここを渡ると、スタート地点になります。



















ほとんど黒い覆いがされていますが、見学用ということなのか、一部通路付近の覆いが開けてあります。
陽の光を直接浴びたりすると、何かあるのかな。











わさび畑と同じ高さを歩ける部分があり、そこを歩いていくと、虹鱒?と鯉が泳いでいる池があります。











この池で鯉を眺めていると、次第に池の水面に波紋が生じ始め、いくつもの波紋が重なり合って、
やがて、水中の魚が見えなくなってしまいました。
いや、雨が降ってきたことを表現したかっただけなんですけど...







この池の畔(といっても20平方メートルくらいの池ですがね)の一画に、屋根が付いていて椅子が置かれた、
チョットした休憩スペースがあり、そこで、チョット雨宿りしながら、傘を用意。

全く止む気配がないので、とりあえず水車小屋に行こうと歩き始めました。











水車小屋の辺りは、ぬかるみがひどく、


汚れがなんぼのもんじゃい!! 


と半分開き直って、ズカズカと歩きました。







この辺をウロウロしているうちに、雨が止み、今度は日が差してきました。
何とも気まぐれな天気ですが、まあ降っているよりはいいので...







水車小屋は三軒あり、それぞれ小屋の形状と水車の形状が異なっています。
小川を流れる水の音と、水車で持ち上げられた水が落ちる音、そして水車が発する、
木と木が擦れ合うようなギィーという音が、ノンビリとした感じを受けます。















また、わさび農場を流れる水は、北アルプスの雪解け水が、長い年月をかけて
湧き水となり湧き出したもので、陽が当たり始めると、水温と気温さの影響で、
水面に靄がかかり幻想的な雰囲気を醸し出します。







水車小屋の前を流れる小川の水は、少し行ったところで、大きい川と合流しています。
この日は、雨天だったので、こちらの川は濁流でした。












水車を見下ろせる位置に道祖神が建っていて、記念写真撮影スポットのようになっています。
ここに登って小川の奥の方を見ると、カヌーや小舟に乗った人達が遊んでいて、
川下の方からも、何かに掴まって泳いでいる人が上ってきました。
夏だけど、絶対寒いと思うんだ(笑)











静かなタイミングを選んで動画を撮っていたので、チョット時間がかかりましたが、とりあえずいいものを撮ることが出来ました。
このアイテム、お祖母さんの家にあって、実際使っているのを見たことがあります。

稲穂から米粒を取って、この機械に入れてハンドルを回すと風が起こり、軽いものは遠くに飛ばされ、重いものは下に落ちる。
重いものは中身が詰まっているいいもの、軽いものは中身が入っていないというわけです。
懐かしいな〜 と思いながら眺めていました。







































水車小屋を後にして、わさび農園の入り口に戻り、お土産を物色、この日は見るだけで、買うのは翌日ですが...
そして、せっかくわさび農園に来たのだから名物を食べようというわけで、わさびソフトクリームを買って食べました。
この間、雨が降ることもなく、無事見学を終えることが出来ました。



   



自転車に乗り、ホテルへと帰りました。

あー、何か食べるもの買ってくれば良かったな〜

ホテルは朝食無しだったんだ...

というわけで、ホテルに着いてから、近くのコンビニに御飯の買いだし(涙)
あまり関係ないと思うけど、海苔わさびのおにぎりを買って食べました(笑)















あー、自転車って便利だな〜







続く...