仁和寺から南に向かうと嵐電(京福電鉄)の御室駅があり、ここから京福嵯峨野駅まで行くことが出来ます。
これから乗る予定のトロッコの嵯峨野駅はJRの嵯峨嵐山駅に併設されていて、京福嵯峨野駅からは若干離れた場所にあります。





必ず帷子ノ辻で乗り換えになります。
途中下車の誘惑に駆られましたが、トロッコの最終に間に合わなくなりそうなので諦めました。





帷子ノ辻は、四条大宮方面と北野白梅町方面、嵐山方面との接続駅になっており、乗り換えします。





トロッコは1〜4号車が事前予約、5号車は雨天では乗れないので当日販売のみ、それと立ち席。
当日券は朝から販売されるため、その時間には長蛇の列が出来て売り切れてしまうらしいです。

私がトロッコ嵯峨野駅に着いたのは午後4時を回った頃、次のトロッコが最終の午後4時28分で発券表示は既に立ち席のみでした。
近くの駅員さんに聞いてみると「若者は体力があるし、立っていると両側が見られるからお得だよ」ということで、立ち席でもいいやと。

当初、トロッコ片道で帰りはJRにしようと(JRは馬渕から嵯峨嵐山まで190円くらいかな)思っていましたが、トロッコ亀岡から歩く必要があり、
その頃には暗くなっていそうだったので...
しかも、最終は嵐山のライトアップが行われるという話でしたので、往復にすることにしました。





で、何故か切符が立ち席ではなく指定席になっています(笑)
切符を買うために窓口に行くと、帰りは既にキャンセルがあるとのことで、5号車だということは特に意識せず(気付かなかった)購入しました。
そして私がお釣りをしまったりしていると、後ろに並んでいた人の番になり、その人が「時間がないので往復のキャンセルをする」と。

「じゃあ、それ」ということで、行きの指定切符も入手しました。
たぶん復路もそのキャンセルの切符に換えてもらえば行き帰り同じ席だったのかな〜 と後で気付いたのですが...

ちなみに、私の前に並んでいた4人組もキャンセル分で往復の指定を取っていましたから、最終便ともなると時間の関係でキャンセルが多いようです。
恐らく、立ち席の数十人は、私より先に立ち席で切符を買っていたと思います(笑)





トロッコは1台(機動1両と客車5両)で往復しているので、降客を待って乗り込みます。





出発間近になると、発券が満席となっていました。
この酒呑童子ドラえもんは、私の乗った車両が立ち席客で一杯だったので来ませんでした。



嵯峨野竹林


さて、いよいよ出発ですが、走行中の車内ですので、あまり期待しないでください。
ただ、途中「サービスで〜す」と言って何度か止まっていたので、そこは押さえてあります。



嵐峡館





保津川下りの最終が午後3時30分(冬季は午後2時30分)だから、見えるかもしれませんと、
言うことで川を見ていたら、四艘くらいすれ違いました。
鹿も居たらしいのですが、行きの時で座席が逆方向だったため、見られませんでした。

トロッコ走ってるし、船も動いているし、進行方向逆だし、もう暗いし(笑)

保津川下りは通常2時間程度と言われていますが、水量が多いと1時間弱で下ってしまうそうです。
保津川下りは、2時間で下っても1時間で下っても3900円、トロッコは600円なんてトロッコの車掌さんが言っていました。
2時間で下って「スリルと感動」というなら1時間で下る場合はどんな感じなんでしょうか(笑)
方向音痴に高所恐怖症、絶叫マシン嫌いとお化け屋敷嫌いの私には(爆)





私の座った席は、進行方向左側で最初は保津川を見ることが出来ますが、途中から保津川とクロスするので、
山しか見えなくなります。 
体力があれば立ち席の方がというのも頷けます。

それはそうと、この旅行はカップル運(どんな運だ!?)が非常に良く、トロッコってお見合い席なんですけど、
トロッコの往路、私の隣はおばちゃんで、私の正面がカップルの女性とその隣が男性。
風景が見えているうちは良いけど、トンネルとかどうしようもないよね(笑)
座席が空いていれば替わってあげても良かったんだけど、立ち席も一杯で動ける状態でもなかったしな〜

ちなみに、行きの新幹線は3人掛けで、私が窓側、隣はカップル、帰りの新幹線も3人掛けで、同じく窓側、隣は夫婦。
新幹線はお見合い席じゃないし、同じ車両に乗っていたおばちゃん集団と一緒にならなくて良かったと思います(笑)
しかも、帰りの新幹線は後ろの席の人が座席を回していたので、座席を限界まで倒して楽々出来たし。





トロッコ亀岡駅に到着、片道が約25分だからそんなに長い時間ではありません。
すぐに折り返し出発なので、急いで後方の5号車へ向かいます... と言っても、今度はこちらが前方になるのですが(笑)

ここから乗る人も多いので、ホームは混み混みです。





客の乗降も完了し、いよいよ出発です。

で、行きの車内放送で「5号車は窓がなく上下ガラス張りで、この時間になると寒いですよ」という車掌さんのアナウンスがあり、
その時、初めて自分の切符が5号車であると気付きました(しかも帰りは日が沈むので、もっと寒くなりますよと)。





この辺りでは、まだ窓がないのを楽しんでいます(笑)
ガラスがないので反射しないから写真は撮りやすいので...

ちなみに屋根はこんな感じになっています。





で、座席がお見合いなのは前に書いていますが、私の座った席の他3席がなんと空き(笑)
立ち席客も居ないので動きたい放題、両側OKです。





トロッコ保津峡駅にある、あの白い橋では殺人事件が多く京都を舞台にしたサスペンスものでよく登場するらしいです。
この前見た「京都殺人案内」は鞍馬の方だったし、涙そうそうとか言って沖縄に飛んで行ってしまったからな〜

高崎観光紹介所は観光は紹介するけど、殺人は紹介しません(爆)





で、窓がないのを喜んでいたのはここまでで、トンネルに入ると、冷たい風と金属音が...
コートを着ていて昼間は若干暑かったけど、着ていて良かったと思いました(笑)





ゆっくり走っているはずなのですが、やはり無理ですね。
これは実際乗って見て頂かないと...





これは、トロッコ嵐山駅なので停車しています。




これも...





トロッコ嵐山駅では、

「ここは、この時間だと真っ暗で何にもないですよ」
「出来ればトロッコ嵯峨駅まで行ってください」
「ホントに出発しちゃいますよ〜」
と、車掌さんが再三再四言っていましたが、結局ここで6〜7人下車していました。

修学旅行では、トロッコに乗る予定で天龍寺からトロッコ嵐山駅まで歩きましたが、時間をチェックしていなかったため、
乗り遅れて(予約なんて知らなかったから、実際乗れていたかどうかわかりませんが)時間もなかったので諦めました。
嵯峨野の竹林は印象に残っています。


リベンジ達成(爆)


嵯峨野の竹林をライトアップシーズンならともかく、夜歩くのはちょっと怖いです。





ブルブル震えるとまではいきませんでしたが、体は完全に冷え切っていました。





みんなここに乗って写真を撮っていたので、撮るまで結構待ちました。





トロッコを降りて、売店でお土産を調達し、嵐山へ向かうため、京福嵯峨野駅へ戻ることに。
完全に体が冷え切っていたので、温かいものでも食べようと、道すがら探してみましたが、見つからずに駅に着いてしまいました。

探すと見つからないんだよな〜 帰り際に京都駅の地下街でだんご屋を探したけど見つからなかったし。